看護師がダブルワークをする場合は、本業に支障を来さないように注意しましょう。本来身体や心を休めるための休日を副業に充てる分、休む機会が減ってしまいます。そして、ダブルワークで十分な休息が取れなければ、本業のパフォーマンスも下がりかねません。そのようなことにならないよう、あくまでも休息を優先的に考えながら、ダブルワークの種類や勤務時間を選びましょう。

また、看護師がダブルワークをする際には、本業の規則に違反しないかどうかの確認も大切です。特に国立あるいは公立の病院に勤めていて、公務員扱いになっている看護師は、ダブルワークは絶対にしてはいけません。法律でダブルワークが禁止されているため法律違反となり、処分を受けることになってしまいます。公務員看護師のダブルワークは懲戒免職の対象になる場合もあり、本業を失いかねないのも実情です。

民間の医療機関でも、就業規則で禁止しているケースがあるので注意しましょう。中には禁止されていてもバレなければ良いと考えて、隠れてダブルワークする人もいます。しかし、看護師同士の噂や患者の告げ口などバレるリスクが高く、いざバレてしまうと減給などの処分を受けるでしょう。さらに、本業では規則を守れない看護師というレッテルが貼られ、仲間からの信頼がなくなる可能性もあります。重要な役職に就いていれば降格される場合もあるので、ダブルワークは規則的な問題がない場合のみにしましょう。